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あやかしとむすめ

殺りん話を、とりとめもなく・・・  こちらは『犬夜叉』に登場する 殺生丸とりんを扱う非公式FANサイトです。

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ありふれたものの中に、それはありました<3>


歌垣(うたがき)、という文化がある。
りんの住む東の国では櫂歌(かがい)ともいう。

語源は共に「歌の掛け合い」である。

古来、言葉には言霊(ことだま)という呪力があるとされている。

歌垣では、特定の日時と場所に老若男女が集まり、共に飲食しながら、歌を掛け合う。
求愛の言霊を込めた歌を掛け合い、
何度も掛け合ううちに、より強い呪(しゅ)の力で男女が結ばれるという。

古くは春や秋に執り行われることが多く、
五穀豊穣の予兆・感謝の性格を持っていたとされるが、
豊穣・繁栄を祈る行為は何も農業に限ったことではなく、
この時代を生きる人々にとっては子孫繁栄をも意味している。

歌垣は、成人を迎えたものだけが参加できる、求婚・婚約の場所でもあり、
男女が共に飲食し、歌舞し、歓楽を迎え、性を解放することを許される祭りであった。


娯楽の少ないこの時代には、さぞかし刺激の強い祭りであったことだろう。

 

 



ありふれたものの中に、それはありました<3>

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