殺りん話を、とりとめもなく・・・ こちらは『犬夜叉』に登場する 殺生丸とりんを扱う非公式FANサイトです。
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神楽のことは、書けそうにない、と以前言ってたことがありました。
まあ、殺りん至上主義だったので、そこまで思いを至らせることができない、という
ことでもあったわけなのです。
今回、ちょっと基本に立ち返ろうと思いましてね。
殺りんの基本、ニコニコ動画の殺りんのほほえまシーン、ニヤニヤシーン、
そんでもって極めつけの完結編の殺りんシーンまとめ動画を見てたんです。
これをUPしてくれた人、ほんと、天使だわ。
もう、100回は絶対に見てるもの。
簡潔編だけあって、原作とは少しシーンが前後しておりますが、
神楽が死んだ後のシーンで、りんが、「風・・・?」と呟くところがあります。
魍魎丸の前後ですな。
あの風は、神楽ですよね。
神楽が殺生丸一行に向けて吹かせた風は、どんな風だったんだろう、というのが、
今回、神楽の話を書こうと思ったきっかけでした。
「 絶対に奈落を倒してくれよな、殺生丸!! 」
とか、そんなメッセージが込められた風だったんでしょうか?
・・・・・多分違う、と、私は思ったのでした。
( まあ、少年漫画的には、そうかもしれませんが・・・汗 )
正解は、分からないです。 原作にも、それは書かれてない。
けど、普通に考えて、あれは神楽のために怒り、哀しみを覚えた殺生丸に対しての、
感謝の想いだったんじゃないのかな、と。
「 ・・・・・行くのか 」
「 ・・・・・ああ・・・もういい 」
その会話の後に、神楽は心の中で思ったわけです。
・・・・・・最後に会えた
最後に会えた。
もしも、まだそのあとに思う気持ちがあったなら、と想像しながら、今回のSSは書きました。
伝えたかったのは、多分、「 ありがとう 」 なんじゃないのかな。
二次創作ってのは、原作にはない 「 もしも 」 を想像し、形にしていく作業なわけですが、
わたしは 「 ありがとう 」 の後に、「 ・・・風に還って、あんたのまわりを巡ってやるよ 」 という
セリフが、出てきたのでした。
神楽は、やっぱり片思いなんじゃないのかな。
殺生丸にとって恋愛感情ってのは、ものすごく縁遠い感情だと思うんですよね(笑)
りんのことだって、あんだけ村に通って、貢物して(苦笑)、それでも実際にりんが
年頃になって色恋沙汰の話なんかが出てきて、やっと、
「 ・・・・他の男にやるのは、嫌だ」
とか思うタイプだと思うわけですよ(笑
原作のあの状況で、神楽に同情や憐憫はしても、恋愛感情までは抱くまい、と思うわけ。
だから、神楽は片思いなのです。
さらに、最後の言葉は、
・・・・あたしは風だ。 自由な風だ。
なわけですよ。
そりゃあ、やっぱり、殺生丸の近くにいたいんじゃないんでしょうかね・・・?
優しい気持ちでいてほしい、ていうのは、私の願望かもしれません。
犬夜叉を読んで泣いたのは、唯一、神楽が死んだ時でしたから。
白夜も死に際に言ってます。
「 奈落が死ねば、共に滅びる身だ。 未練は無いね 」・・・と。
・・・・・神楽は、他の分身たちに比べたら、まだ幸せな死に方をしたのかもしれませんね・・・。
奈落って、ほんとサイッテーだな、あんのワカメ (っ`Д´)っ!!!
とりあえず、結論はそういうことだ。 アホワカメめ。